長男は高校受験のため、日々勉強に励んでいるが、元気がない。

今やる意義や将来のことを諭し、厳しく激を入れることを演じていたが、聖書を読んでいると、
愛や慰めといった箇所が心に響くようになり、親として、違うアプローチも必要だと自覚した。

放課後図書館で勉強している彼を仕事を少し早めに切り上げ迎えに行った。”え、来たの?”
という表情があったが、”メガネを買いにいこ!”と提案した。すぐに同意した。

一年足らず使用したメガネが日々の激しい学校生活の中で、すでにレンズは傷だらけで、よく見えなさそう
なことに違うアプローチを考えた後に、気づいていた。

いつものメガネ屋は予算が足りないので、JINSに連れて行った。彼の心に少し明るさが宿った感じを受けた。
ウキウキして自分好みのメガネを探していた。いくつものメガネを試す際に、私にも”どう?”と見せるほど
心が躍っているのが見えた。

私の好みと違う、丸みを帯びた四角い大きなメガネをかけて気に入っている感じだったので、どれどれとみると、
なんと似合う。そして、彼の本来の優しい印象になった。今までの細長いタイプだといかつい感じになってしまって
いた。

レンズはめこみに時間が30分かかるので、ショッピングセンター内を回った。普段こういったところではあまり
私に話さない彼はいろいろ話をしてきた。心底喜んでいる感じを受け取れた。

そして、靴屋に行ってみていると、アウトレットのところに、普段あまり見られない29cmの靴があった。彼
好みでしかも、アウトレット価格にさらにその日は30%オフで、2000円強。彼に見せると、すぐに履いて
気にいっていたので、それも購入した。

勉強は仕事と同じで、日々学生にとっては大切なルーチンであることを教えていたが、息抜きも大事。
親の立ち位置もただ諭すだけではなく、モチベーションをあげることも必要だと改めて思った。
お金もない、足もない中学生に対し、もっと気遣ってあげたいと考え直す良い機会となったな。