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駅から妻の父母のアパートまで歩いて15分位。途中でクリスマスらしいイエスキリストの誕生のシーンの飾りがあり皆で写真を撮る。
天気予報は私達の滞在期間中はずっと雨で、この日も曇りと小雨。妻が言うには、これがイギリスの天候だそうだ。小諸から来た私達には、暖かく感じたが、気温は0度を割ることはあまりなく、埼玉より寒い感じだろうか。ただ風が強いので、体感温度は低いかも。私はいつも厚着だが、この日もシャツの上に薄手のジャンパーで大丈夫だった。
そして、成田離陸後約24時間かけて、子供達のじじばばに再会。娘は初めて。私は7年振り。しばらく再会の会話を楽しみ、明日1日は全ての店がクローズするので、子供達をおいて、スーパーへ買い物に妻と行く。すぐ近くにスコットランド大手のTESCOがあり、日本ではみない多くの物に興味深々で長い時間スーパーで過ごす。
イギリスは20%の消費税が現在掛けられており、全般的に物価が高く感じるが、スーパーの食品類は消費税が掛けられていないので、日本よりかなりお得感がある。スコットランドという土地柄か、チーズやバターが安くて種類も多く、味も本当においしかった。パンも1列が全てパン(菓子パンではない)で、自分の好みや好みのブランドを選べる。私は、肉は食べれないが、魚は食べれる。日本の魚の缶詰が一番安いと思っていたが、この日ツナ缶の160gの大サイズをみつけ、値段も0.5ポンで、これが私の滞在期間中のメインディッシュとなった。生鮮コーナーの魚はやはり缶詰より高く調理も面倒なので、買わなかった。スコットランドと言えばフィッシュ&チップなので、冷凍コーナーや調理済みコーナーには、魚フライも多くあり、これも買う。日本でいうタラが使われているのは高く、少し安くなると、日本ではあまりみない小さい種のタラで(日本名は調べたがなかった)味は、個人的には、タラよりも味が濃くおいしかった。
この日は長旅と時差ボケで疲れが皆にあり、夜9時過ぎにベッドに入る。丁度12時前に目が覚めしばらくすると、花火がそこらじゅうで上がり、教会の鐘も鳴っていた。そう1月1日になりHappy new yearを祝っているのだ。イギリスでは、年末からこのシーズン特別の番組がいくつもあり、それを見ながら12時まで過ごし新年を祝う慣習がある。
朝5時に妻と目が覚め、昨日買い込んだスターバックス製のコーヒーを飲みながら朝食を準備する。スコットランドの朝は暗い。8時半にようやく明るくなってきて、日の出は9時頃だろうか。この日は全ての店が休みなので、アパートの12階の窓から街を見ても車もなくとても静か。日が昇ったあと、子供達を連れて、グリーノックの街を散歩する。10時近くになっていたが、人気は全くなく、静かな町を歩いてまわる。昔はかなり有名な港町で発展していたため、当時からのビクトリアン調の重厚な建物の多くでひしめきあっているのがこの町の特徴である。中心部に教会の建物もぐるっと歩いただけで8軒も見つけ、全てが今も教会として活用されているようであり、キリスト教国であることをしみじみ感じることができた。かもめの声が良く聞こえだし、海の方にでると、これからマラソン大会でもあるのか、少しずつ人が集まりにぎやかになっていた。風が大分強く、半そで半パンの人たちを見て、こちらも寒くなる。
グリーノックは昔は世界からのフェリーを受け入れていた場所。今も定期船が数か所にあり、
年に数回大型フェリーも世界から来るらしい。
グリーノック市街
今回は、子供たちが大きくなってある意味初めての皆での帰省なので、休みを多く頂き、11日間滞在した。今回の帰省の目的は、ご両親に妻と孫との時を喜んで頂くのと、妻の親戚にお会いするのが主であったので、ハイランドやエディンバラなどの魅力ある地への旅行は計画をしなかった。しかし子供達は半分スコットランド人であることを学ばせる目的ももちろんあったので、近場ではあるが、グラスゴーの美術館や博物館に行きながら町見物をした。スコットランドで一番良いと思ったのは、こういった美術館や博物館が無料であったこと。(城や民営のミュージアムは有料であるが)なので気軽に見に来られている方も多くみられ、中にあるカフェなどもにぎわっていた。
グラスゴーには快適な電車で。シーメンス製がほとんど。これから日立製が入ってくるのかどうか。
グラスゴーセントラル駅
日本とは全く勝手が違い、エキゾチック。
スコットランドには、旅行者のために、大抵多くの所にi(インフォメーションオフィス)があり、我々も一週間乗り放題のMcGillバスチケットを求めてアパートのすぐ近くにあるオフィスへ顔を出す。その購入をしようとすると、窓口の中年の女性がちょっと待ってと言って、何をするのか聞いてきた。こちらの状況などを話をすると、もっと良いと思うチケットがある、と言って、one day tripという大人2名子供4名の乗り放題チケットを勧めてきた。1日20ポンド程であった。グリーノック周辺で強いバス会社であるMcgillのバスだけ使えないがグラスゴー周辺では地下鉄や他のバス3社が使え、もちろんスコットレールは乗り放題のチケット。元々考えていたチケットは120ポンド程のチケットであり、バスということでグラスゴーに出るにも時間がかかる。更に週間チケットだと毎日どこかに行かなくてはとストレスも働き、気ままに時間のある時に出やすい日のチケットの方がよいという提案は、まさしく的確であった。以降、毎日どこかに出かける計画をやめ、2回グラスゴーに行き、40ポンド程で済んだ。
グラスゴーの地下鉄はtubeと言われ、日本人よりも大きいスコットランド人が乗るとは思えない程背丈が小さくかわいい外観であり子供達は見ておおはしゃぎ。
Tube
グラスゴー市街地
Kelvingrove Art Gallery and Museum
無料であるのに上野にある博物館と遜色ないレベルで、半日では回りきれないので、要所だけ見て回った。個人的には建物に惹かれ美術品よりも建物の写真をたくさん撮っていた。立派なパイプオルガンの演奏も行われていた。日本の武士文化も多く展示されていた。
無料であるのに、私個人のジャッジで恐縮であるが、大人も楽しめるレベルに仕上げっているレベルと感じた。昔のバス、車、バイクなどが多く展示され、小さな町もロマンチックに再現され、妻とその雰囲気に浸りながら楽しんでいた。子供達は、大喜び。学校の遠足でいろいろな学校の子供達も来ているし、お母さんが気軽に小さい子供を連れてきていて、子供がはしゃいでも問題なく、下の子も喜んでいた。ダイハツの軽ワゴン車もあったのは驚いた。