日曜教会にいくため、車で走っているとき、妻と喧嘩になり、事を収拾するために、近くの喫茶店にいき、話を深めることにした。その辺りで考えていると、私がつい最近入院していた病院のカフェを思い出したので、そこに行った。

カフェは休みであったが、コンビニでコーヒーを買い、子供達には、ジュースを買って、フリースペースに座って話を始めた。

本題に入ろうとすると、高齢の女性が話掛けてきた。ヨーグルトやプリンのお見舞い品を食べられないということで、子供達へと分けてくださり、自分の席に疲れ切っている感じで戻られた。

それに妻がすぐに反応し、彼女の所へ近寄って行って話を始めた。

女性同士の方がよいと思い、私はあえて行かず、子供達と飲み物を飲んで過ごした。

20分程すると、妻が戻ってきて、彼女には祈りが必要と言った。私たちがクリスチャンであることも話をしたみたいなので、彼女の所に私も妻と行って話をした。

息子さんが大変な状態でICUにいることを聞いた。このお母様の心には、たくさんの苦しみ、悩み、心配事が溜まっていたみたいで、2時間近く話を聞いていた。それほど、せっぱつまっている感じだった。

初対面の私たちに、心を許し、奥深い部分まで話をしてくださり、最後は大分落ち着かれていた。最後に、全知全能なるキリストの神様を紹介し、お恵みと平安があるように、一緒に手を合わせて祈りを捧げた。祈りの時に泣いておられた。私もICUの隣のHCUに居たことを告げ、息子さんのために、ICU前でも一緒に祈った。

このように、福音を伝えることができたのは、久しぶりだった。そして、神様が私たちを、神様の福音のために、用いられたことに喜びでいっぱいであった。この女性と息子さんが是非平安を取り戻され、更に福音ができるといいねと妻と話した。

その後、すぐに教会に行き、皆に会って礼拝に出られなかったことを謝ると同時に、事の次第を伝えて、祈りをお願いした。

この日は、月に1回の伝道活動があり、その後、妻とパートナーになって、ちらし配りに出かけた。歩いている時に、妻とそもそもの本題の話をし、すぐに、解決をした。最近家では子供のことで忙しく、妻のことをないがしろにしていたのが原因だった。

女性は、ロマンチックな部分があり、男性は自分以上に大切にしないと、女性には不満がたまるのは世界共通だと思う。
そして、西洋の女性は、特に2人きりの時間を大切にする。私はそれを怠っていたみたい。

この喧嘩がなければ、病院にいかず、この女性とも出会わなかった。

もし私が、この病院に入院していなければ、ここのカフェなど知らなかったので、この女性との出会いはなかった。

神様の導きとはこういうものだ。