高校受験を控えている長男は週末も図書館で勉強をしている。私の住んでいる図書館は最近建て替え、比較的自習がしやすい環境に備えてくれ、隣町からも来るほど人気があるみたい。

最近ヘンデルのメサイアのコンサートを無料で聴くことができた。クリスチャンとして、この曲を生でしかも無料で聴くことができるのは、とても嬉しいし喜ばしいこと。その後車の中はずっとメサイア。

図書館に子供を迎えに行ったとき、ふと音楽CDの棚に目を向けた。もしかしたらキリスト教の曲があることを期待した。そしてたまたま見つけたのが1700年代の有名作曲家達から選曲された主の賛美集。

何気なく聞いていると、2曲とても心に残る曲があった。2つとも有名だったみたいだが、私はこの年になるまで知らなかった。。。

特にその中の1曲は、最後力強いアーメンがあり、何か心にこみ上げるものがあり、興味を抱いて調べてみた。モーツァルトのレクイエムの中にある涙の日というパート。3分強の短い中で、強弱とアップダウンが交互にあり力強くも繊細なメロディーの中、主の賛美が歌われている。どうも、モーツァルトが生涯を閉じる時に描かれ、未完成で終わったみたいだが、弟子が完成させ今にあるみたい。
彼の曲は、軽い高いテンポの良いイメージがあったが、これは見事にそれを覆した。始め他の作曲者だと思ったほど。妻や息子達も同感してくれた。きっと神様ご自身が書き下したのだろうと思った。

もう1曲は、私の好きなバッハが描いたマタイの受難曲。小学生の頃からなぜかバッハには親しみを持っていたが、最近になって、彼が信仰の強いクリスチャンであることを知った。そして、主への曲を多く描いている。

この2曲を聞いていると、自分がどれだけ小さく、神様がどれだけ大きく、また神様のお恵みがどれだけいつくしみ深いか心に響いてくる。