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2つあって恐縮です。


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こうして妻との長距離恋愛が始まった。変わったのは、チャットの頻度がメールより増えた事であった。

チャットもその時無料にて映像チャットの技術もすでにあり、それを駆使させて頂いたので、電話をするより全く安く済む。

彼女は、芯に陽気さと楽天さをもっていたので、長距離に対しての悲観的感情も少なく、うまくいったと思う。(まったくないわけでもなかった)私も子供の時から剣道で躾をされてきていて、誠実さ、忠実さが生かされ、ネガティブさはなかった。ただ婚約として繋がっているだけで、例え地球の反対外にいようが、心強かった。チャットで無料電話もできたし。後から彼女からの婚約指輪と時計のプレゼントも届き、それを身に着けているだけで繋がりを感じることができた。


私がもうすぐ卒業をしアメリカから引き上げる前に、妻が一度遊びに来たいといってアメリカに来た。今でも覚えている。大雨の日の夕方、妻とJFKで再会。もちろん他のぬいぐるみを準備して。


妻は飛行機酔いで調子が悪く、帰り道の途中コネチカットのスタンフォードにある日本食レストランによって寿司をごちそうしたが、あまり食べられなかった。


妻との数日間の生活は、新婚生活のように楽しかった。大学院の卒業式はすでに終わっていた。7月に剣道の全米選手権の東海岸協会の団体の選手に選ばれたので、親に承諾をもらい7月までいることになっていた。就職先も9月からということで話がついていた。


シックスフラッグという遊園地がたぶん東海岸地域にいくつかあり、CTにも1つあったので、そこに行った。競い合うゲームが不定期にありたまたま通りすがった時に妻に押され挑戦した。妻との時間が楽しく勝負も興味なくリラックスしてできたのが功を奏したか、一番になってしまい、大きいぬいぐるみをプレゼントされ、妻にそのままスルーパスしてプレゼントした。私達カップルはぬいぐるみに縁があるねと話に沸いた。その時勝負に負けた他のアメリカの方々は何回かそこでやっていたみたいで、ゲーム締切間際に新人が現れあっさりもっていかれ、悔しそうに私達に冗談を言っていたみたい。アメリカの遊園地はその時初めてであったが、アメリカ人の方々はご想像の通り陽気でフレンドリーな方が多いので、ところどころ、そういった雰囲気を味わった。乗り物に乗る前に行列ができるのは世界共通か、待っている時に、漫才みたいなことをしている人がいたりした。終わり頃妻の足が靴擦れができ痛いということで、駐車場までおんぶしてあげた。日本ではちょっと恥ずかしいが、アメリカは自由な雰囲気があるので、問題なし。


剣道の稽古の日には、道場に連れて行き見学してもらった。スコットランドという国もイングランドやバイキングとの戦いに明け暮れていて、日本の武士文化というものと相通じるものがある。なので妻も剣道にはとても興味を示して、見ていた。小さい子供達が一生懸命けいこをしている姿を見てとても喜んでいた。スコットランドの男性は日本人男性よりもちろん大きく骨も太い。当時の騎士達が使用していたソードも非常に大きく重い。あんなので振り下ろされたら、日本の鎧では効かないだろうなとスコットランドに行った時にソードをみて思ったことがある。


他には、マンハッタンに行ってイタリア街を歩いたり、お互いハイキングが好きだったので、スリーピングジャイアントというコネチカット北部にある山に行ったり、近くの自然を歩いたり、過ごした。イギリス人にとってもアメリカのレストランの量の多さには驚いていた。レストラン以外では日本食を作ってあげて、味噌汁が今でも話題にでるほど印象的だったみたい。(おいしかった意味で!)