昨夜久しぶりに夜空を眺め、数多くの輝く星を見て、この壮大な宇宙を創られた神の偉大さをかみしめ、そして自分自身の小ささを感じることができた。一番目立っているオリオン座を見ながら、時の流れの神秘を味わっていた。小学生の頃、毎日通っていた剣道稽古の後友達とオリオン座や北斗七星をいつも見ていた貴重な時が今45歳となった自分自身がみている同じものと重なる神秘さ。

神の力は偉大。

霊的な世界感に人々が気づかないように必死になって隠し消そうとしているこの世界の闇の働きは醜い。

霊的な力は、この世界では禁句としてさげすまれているが、すべての支配、流れ、フローが神様によって導かれ計画の中にあることを、多くの人が全く知らないし気づきもしない。サタンの働きでさえ、神によって計画されたもの。それは、人々をへりくだらせ、神に立ち返るためのより壮大なよりよい結果をもたらすためのもの。

聖書で、信仰をもっていれば、山を動かすことができると教えられている。この信仰を持っている人はこの世界にどれだけいるのだろうか。

私の信仰は全く弱いものではあるが、先日嬉しいことがあった。

家族で礼拝前にウォーミングアップとして聖書ゲームをやっている。次の聖書の箇所を誰が一番早く答えることができるか、競争ゲーム。

記憶力と頭の回転の速さを試すスリルあるゲーム。

一時期は私が、ずっと司会としてある箇所を言い、妻と子供たちが競っていたが、私もやるべきと子供から提案があり、順番に交代で言うことにした。

一番年上の私が一番遅いし、でてこないことも多い。高校生の息子たちは誰かが箇所を言うと1秒以内にその次の箇所を答えることが多く、10歳の娘が知っている箇所がでれば、それもまた早い。時々子供3人に休んでもらい妻と勝負するが、その日は全敗。

その日は、一度も一番に言えず、いよいよ最後。ずるいかもしれないが、しかし、神の栄光のためとして、勝つためではなく、ひとつでも言い当てることができる哀れみを受けるために、心で祈った。もちろん必ず神様が憐れんでくれると信仰をもって。

すると、頭の中に ”ピレモン!!” という箇所が大きく浮かび上がった。私は心で はい! と答えた。

そして、妻が皆に言った。

テトス!

妻が言い終わるとすぐに私はピレモン!とそれが合っているかどうかも意識せずにただ信じて答えた。

皆の目が点となり、息子達がめずらしく歓声を上げるほど早かった。そりゃそうだ、今までの頭の回転がおそかったおじさんが瞬殺で子供たちを負かしたのだ。

しばらく勝利の余韻に浸った後正常な状態に戻った私も言った箇所が合っていることをやっと理解した。

そして、すぐに皆に証をした、自分の力ではなく、神様の力であったことを。そして、そのまま、信仰、祈り、の大切さを簡単に皆に説くことができた。