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2つあって恐縮です。


一般病棟に移る前に、神様に、できれば窓側をお祈りした。病棟に移ると、個室へ案内された。しかし、案内されると同じに、看護師長が現れ、担当看護師と私に聞こえる声で、外で話を始めた。どうも大部屋の一人がさっき退院が決まり、私がそちらに準備でき次第移ってほしいとのこと。しかし、私の担当看護師は、1日位個室でゆっくりさせてあげればと抵抗していたが、営業管理を任されていると思われる師長の心は動かない感じで、結局後になると、14時に移動してほしいと言われた。快く承諾した。個室は確かに静かで、部屋に専用トイレがあって快適そうだったが、窓からの景色は悪かった。あとナースステーションから一番離れた場所にあり、また私の受け持ちチームとは別のエリアになり、看護師も仕事をし難いらしいとのことだった。

 

結局、退院する方が外来等忙しく退院が遅れ、この部屋には、17時過ぎまでいることになった。その間、少し昼寝をし、牧師先生、宣教師夫妻、妻と娘が見舞に来られた。

 

今回の手術では、牧師先生が一番喜んでくれた。手術中も祈っていた。この時、一般病棟であったので、ゆっくり話をできた。

 

担当看護師からリハビリで、病棟を隅から隅まで歩いてほしいと言われ、一緒に歩いた。大分体をくの字にしなくても歩けるようになっていることに気づいた。まだ痛かったが。

 

17時に、大部屋へ移動した。窓側と事前に聞いていたが、なんと、1回目の入院と同じ場所であった。神様にこの恵みを感謝した。ここからのそとの景色はとてもきれい。遠くに山々がみえ、病院外周の散歩コースも見えるから、いろんな人や犬が常に見えるし、従業員駐車場も見えて、仕事の出退勤の雰囲気も味わえる。集中治療室できついのは、景色が何も見えない事。ただ、私のように術後2日間痛みと体の疲れで、寝ている状況の場合は、集中治療室は落ち着けて有難いが、体が回復してくると、辛い。

 

この夜は、なぜか、眠られなかった。結局3時頃まで起きていた。

 

翌朝土曜日、背中の痛みどめが終わった。終わった後の痛みが怖かったが、特に痛みもでてこず、予定通り、朝、背中の管を外すことになった。ただ、先生がいつもより遅かったので、看護師さんがきて、先におしっこの管を抜いてくれた。その後すぐに先生も来て下さり、背中の管が抜けた。一気に自由になった。昼から、食事が開始された。重湯と味噌の上澄みだけであったが、それでも、1か月半ぶりの食事。意気は高揚した。

 

しかし、術後の関係で、流動食もきつく、食後はお腹が辛かった。日々お粥の段階があがり、おかずも量が増える中、退院まで、結局お腹が鳴れず、苦しかった。それでも、リハビリと思い、全部食べるようにした。

 

この日は、更に歩けるようになり、外に久しぶりに出ることができた。ちょっとした木々が美しいし、ちょっとした草のにおいが心を包んでくれる。

 

翌週木曜日に退院するまで、食事が辛かったが、痛みは日々回復し、歩く距離も増やし、退院後すぐに社会生活に復帰できるよう努めた。